野菜の気持ち

野菜の気持ち

どれほどの方が野菜を手にするときに、前日の天気の事を思い浮かべるでしょうか。

きれいに、お化粧したようになり、袋に詰められ、並べられた野菜。

露地栽培で、雨の中を一生懸命収穫し、夜中までかかって、きれいにした野菜です。

でも、良く見ると虫になめられたあばたは隠せない。

それが殺虫剤も殺菌剤も除草剤も化学肥料も使わず作られていることを

思い出す人はあまりいない。

そしてその野菜が、品定めされる。

彼女たちの頭の中に浮かぶのはスーパーに並んだ野菜たち。

ビニールハウス育ちの、化学肥料、殺虫剤、除草剤でお化粧した野菜たち。

見てくれはいいかもしれないが、毒を持つ。

食べ比べればわかる。

私は味がわからないという人もいる。

でも三才くらいの子に聞いてみるのがいい。どちらが好きと。

見てくれか、本質か。

大地に根を張り、大地の気を十分に吸った野菜か、

石油くさい野菜か。

お金でない判断をしてほしい。

食べる人みんなに健康になってほしい、地球が健康であってほしいと思い

野菜作りに取り組む百姓です。